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重力ピエロ 
(2009年 日本)
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監督 :森淳一
出演 :加瀬亮  岡田将生  小日向文世  他



ネタバレありなので未見の方は入るべからずー。





これは今年観た邦画の中ではトップに来るくらい好きかも。
そもそも原作が好きなのです。
そしてこの映画は、原作のイメージをとても大切にしてる。
キャスティングを始め、私にとっては何も違和感がなかった。

伊坂幸太郎さんが書くものには
小気味よい語り口の中に、いつも何かしら、世の中の不条理さへの静かな怒りが流れている。
社会においての「グレーゾーン」への挑戦や問題提起が、シニカルな目線で描かれている。

この物語の中で起こる、連続放火事件。
それは「法律」という名の枠組みに置いては「正しい行い」とは言えない事。
それでも私個人の心の声は、その行いに「NO」とは言い切れず
イヤむしろ、寄り添ってしまってるかもしれず・・。
それは危険な考えであるし、決して容認するという事ではないのだけれど。

命の重さは皆同じ。
価値のある命、価値のない命。そんな線引きなどしてはいけない。
誰かがそれを決める事などあってはいけない。
ただ、理性はそれをわかっていても、私の心はあの男を許せないと言う。

あの男がかつて犯した罪。
その罪が行われた場所を、まるで「穢れた出来事」を一つ一つ浄化させていくように・・
そうする事で彼は彼自身の忌まわしいしがらみを断ち切ろうとしたのだ。

彼は子供の頃から心無い人達にひどく傷つけられていただろう。
「なぜ?」「どうして?」と自分を呪いもしただろう。
微かな期待を持ち、あの男にチャンスを与えもしただろう。
何度も何度も繰り返し考え、SOSの信号を送りながら、僕を止めてと声なき叫びを発し
その結果、救われる道はないと絶望し、自らの手で幕を引いた。

後天的な「環境」は、先天的な「DNA」を打ち消す事ができるのか。
私は、それを「信じたい派」ではあるけれど
彼があの飲み物をオーダーした時、心がチクリと痛くなった。
DNAの事実を打ち消す為に用いた手段がそれなのかと哀しくもなった。
ただ、他に裁く方法は容易には見つからない。そんな現代社会の矛盾が恨めしい。
確かに、その手段は間違っている。けれど私にはその気持ちが痛いほど理解できた。

そういった重いメッセージ性がある反面
彼を取り巻くものは終始温かく、それがこの映画の「救い」の部分。
誰よりも勇気のある家族達。だから「最強の家族」なんだね。

伊坂作品特有のグっとくる粋な言葉は数々あれど
「神様はそんなにヒマじゃないんだ」(うろ覚えだけど)という言葉。
私も常々そんな事を思ってたヤツだったからドキっとした。
結局、決めるのも自分。切り開くのも自分。
神様に問うたところで、答えてはもらえないのだから。




さて、真面目な話はこのくらいにして、加瀬君と岡田君について。

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いや、もう、これ以上のキャスティングはないっしょ!
泉水も、ハルも、いいなぁ!スゴクいい!もう好き好き!

加瀬君の、ぬぼーっとしたあの風貌。ああ癒される~♪
棒っきれみたいな体型で、ダサダサなビジュアルで、何より、あの愛用してるリュックが泣かせるー。
非力で頼りなさげに見えながら、だけど泉水はハートが強くて。やっぱりお兄ちゃんなんだなーと。
その強いハートは、あの両親からしっかり受け継がれてるものなんだね。


そして、今回一番キュンキュンしてしまった岡田君!
いやー。背が高いぞ。そんでもって、あの端整な顔!
横顔とかめっちゃキレイなんだよね。目がとってもイイし♪
映画「天然コケッコー」を観た時に、「およ?」っと気になってはいたけれど
あの頃よりも、もっともっとイイ男になってるぞーーうひょー♪
これは楽しみが増えた!
事務所さんも岡田君を大事に守っておくんなさいよ!(何から守るんだよ:笑)
いい作品に出て、今後もどんどん活躍してほしいなり~。

↓左から2番目が岡田君♪
この「ニコーーーーっ★」とした笑顔にズキュンだすっ!
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あ、最後にもう一つ。
あの「子役くん達」はミラクルすぎる!
キャスティング担当の方、よくぞ見つけてきました!グッジョブです!

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karinn #9yMhI49k
ベストキャスト! 
こんにちはれいんさん。
私もこの主役2人が良かった!
加瀬くんはもともと好みだし・・・岡田君の初々しさにキュンでした。(とくに瞳が)
お父さん役の小日向さんも、渡辺さんも上手い!
でも、すごく良かったのは子役の2人!よくぞ似た子を見つけたものだ~
DNAは遺伝すると思うけど、環境にもよると思うなあ~仙台という地方都市だからありえる話で、東京なら「春くん」は何も知らずに育ったのではないかしら?
れいん #-
 
karinnさん、こんばんはー。
伊坂作品の根っこには、よくこういった社会への疑問が投げかけられているので、私はどちらかというと、家族愛がメインのヒューマンものというよりも、社会派もの、といった見方をしてました。
端折られてるところもあったし、若干、家族愛の部分を強調しすぎかな?とも思いましたが、「アヒルと鴨・・」に続き、これはこれで映画として好きだと思いました♪
karinnさんはいかがでしたか?^^

そうそう。渡辺篤さんはあのふてぶてしい役を見事に演じてましたね!
あの役があんなに憎憎しいからハル達が生きます♪

>東京なら「春くん」は何も知らずに育った
なるほど!そうかも!そっちが幸せだったかな。
とはいえ伊坂作品は仙台舞台が多いですもんね。
好きな土地、好きなキャラクターのタイプ。
伊坂さんの本を読むと、好みの女性のタイプも何だか想像つくカンジがしません?
あすか #-
 
これすごく観たいんですよ!
私も原作ファンなので。
そして主演の二人が結構イメージにぴったりだったので、さらに楽しみな感じで。
岡田君かわいいですねー。
7月中旬に帰国するのですが、それまでにDVDになってたら見たいなーと密かに思ってるところです。
れいん #-
 
あすかさん、こんばんはー。
あ、あすかさんも原作ファンでしたか♪
私「重力ピエロ」「オーデュポン・・」「アヒルと鴨・・」特に好きなんです♪
主演の二人はホントにナイスキャスティング!
そして岡田将生クンは注目株ざんすよ。
撃沈シーンは数々ありますが
体操服姿で水飲む横顔はスローでもう一度観たかった~(笑)
あすかさんもぜひ観てね♪
さち #-
 
こんにちは♪
やっと携帯巡回する心のヨユーが出来てきました!
その節は励ましその他ありがとうございました(笑)
あー私もはやく岡田クンにズキュンされたいです~。
程よく原作忘れているので絶対楽しめそう!
森監督らしい透明感はありましたかー?
れいん #-
 
おお!さちさん!
そのような大変な時に、こんなところにまで、ありがとうございます。
でもって、本当に本当におめでとうございます!!
お陰様で私までもらい幸せしておりますよ♪

私も程よく原作がぼやけてたので、展開は楽しめました♪
謎解き部分はわかっちゃってましたが。

透明感は、あったと思いますよー。
主演の二人が透明感のある俳優さんだから、かな?
岡田クンが体操服で水道水の蛇口で直のみする場面(しつこいな:笑)
その一瞬のズキュン場面をぜひさちさんにも~~♪
ぴか #IcDym9l6
またも今頃… 
ようやく見ましたですm(_ _;)m
すっごく、すっごおおおく、よかったよぉ(T△T)
重いものを背負いながら、「毎日楽しそうに生きていれば落っこちても大丈夫」ってあの言葉を糧に、この家族、前向いて生きてきたんだよね(;o;)
でもだけどアイツが街に現れて…はぁぁ…
アイツはなんだってあんな酷い人間になったんだろう…
社会的には許されないことかもだけど、ハルの取った行動は全く許せるよね(u_u)
イズミ君が弟を守ろうとする姿がいい
頼りなさそうに見えるのに、ハル君はイズミ君を頼ってたんだなぁって(;o;)
コヒナタパパが優しくて強い!最強の家族だよね(u_u)
京香ママもコヒナタパパの深い愛に包まれて、そこにある命を慈しみ、育んで、強く生きたのよね
ああでも世間ってこんなに冷たくて酷いのかしら(_ _;)
もし身近にこんなご家族がいたら…、普通に接しつつそっと見守るのが一番なのかなぁと思います

まだ原作読んでないざますぅ(_ _;)
今度買ってきて読むざますっ!←ずっとまえにライチ師匠に勧めていただいたのに、伊坂さん…(_ _;)

岡田君も加瀬君もよかった!コヒナタさん、鈴木さんもとってもよかった!
渡部はん、どうしてこんなに『いやな奴』役がうまいんだろう…顔は好みじゃないけど、きっと本当はいい人に違いない(^▽^;;)
そして!『夏子さん』役の吉高さん、よかったです(^▽^)
こんなにキャスティングばっちりで、こんなに苦しく、そして希望を感じさせる映画って初めてです(^-^)
めちゃくちゃ満足しましたm(_ _)m
れいん #-
ぴかさん 
> すっごく、すっごおおおく、よかったよぉ(T△T)
観られたんですねー。
私もこの映画好きですよ~♪

> 重いものを背負いながら、「毎日楽しそうに生きていれば落っこちても大丈夫」
この映画、社会派映画の要素もありつつ、ハートォーミンヅでもありますもんね。

> 社会的には許されないことかもだけど、ハルの取った行動は全く許せるよね(u_u)
そうなんですよね。なんか寄り添っちゃうんですよね。
でも、その方法を選択するのもあの男のDNAがそうさせるのか・・って寂しさも感じたり。

> イズミ君が弟を守ろうとする姿がいい
これ、ほんとキャスティングがバッチリはまってますよね。

> まだ原作読んでないざますぅ(_ _;)
> 今度買ってきて読むざますっ!←ずっとまえにライチ師匠に勧めていただいたのに、伊坂さん…(_ _;)
ぜひ、「オーデュポンの祈り」「アヒルと鴨のコインロッカー」も読んで下さいまし♪
小気味よいセリフとかキュインな要素とかありますのでねー。

> 岡田君も加瀬君もよかった!
このあたりの岡田くん、眩しいですわー。
最近、ちょいと違った傾向の役をするようになってきたような気がするけど・・。

渡辺さん、好きな俳優さんってわけじゃないんですけど、こういう憎憎しい役ホント上手いですよね。
吉高由里子ちゃん、私大好きなんですよー。
こういうエキセントリックで透明感あって不思議ちゃんな女優さんってあんまりいないですよね。

秘密にする

 
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